塗装や防水工事のおける塗膜間での剥離、または密着不良のこと。
例えば、下塗材と上塗材の相性が悪かったり、下塗・上塗間のインターバルが長すぎたりした場合、下塗層と上塗層の間で剥離現象が発生する。
対策としては、鉄部などの塗替工事を行う際は事前に調査(付着性試験(クロスカット法)・耐溶剤性試験(ラビングテスト))を行い旧塗膜との相性の良い材料・工法を選定ことが肝要となる。また、使用する材料の特性を充分に理解し、定められたインターバルを遵守し、既定の膜厚の確保が重要となる。
風圧力・地震力などによって生ずる構造躯体の相隣する上下2層間の相対変位。
カーテンウォール工事において、上階への延焼と煙の上昇を防止するためのカーテンウォール部材と躯体との隙間の耐火処理のこと。床端部に取り付けられた鋼板などの上にモルタル、ロックウールなどを詰める。
一般的にいう、湿度のこと。
ある温度の空気中に水蒸気(気体)として含むことのできる最大量(飽和水蒸気分圧)に対して、実際に含んでいる水蒸気量の割合(水蒸気分圧)を%で表したもの。
部材の木口を互いに突合せ、側面に当木をしてボルト締め、あるいは釘打ちなどをして継ぐ。陸ばりなどに用いる。
斜めにそぎ落とした木口を突き付け釘打ちしたもので、すべり刃継ぎともいう。垂木や根太など。
地盤が荷重を受けたとき、載荷とほぼ同時に生ずる沈下現象。
砂質土地盤は、粘性土地盤に比べて透水係数が大きく、載荷と同時に短時間に間隙水が流出するので、即時に沈下する量が大きく圧密沈下はほとんど生じない。
凹めて目地を納める方法。
一般的には、ボード類の目地に多く用いられ、代表的なものに、天井と壁の取合部に廻縁を設けず、天井底目や壁底目でシンプルに仕上げる施工方法がある。
いずれの施工工程も行われていない面。生地(きじ)。
素地に対して塗装に適するように行う処理。素地拵え。
素地拵え(公共建築工事標準仕様書(建築工事編))
素地調整(土木工事共通仕様書(案))
物体に外力を加えて変形させ、その後、外力を取り去っても残る変形。外力の大きさが弾性限界を超えた場合に生じる。
金属の棒などに力を加えた場合、ある程度の力では元の形状に戻る(弾性状態)が、力がより加わり弾性状態を維持できなくなる(弾性限界)と変形してしまう状態。
構造体の外に断熱材を張って、外の熱を中に伝えにくくする方法。
長所
・結露がおきにくい
・構造体を覆うため気密性が高くなる
・柱などの構造体が保護されることになるので痛みにくい
短所
・工事費が多少高い
・断熱材の上から外壁材を留めるので、地震などの時多少不安
・高気密高断熱になりやすいので換気計画が必要
建築空間全体を一つの性質、用途、あるいはいくつかの性質、用途の集合によって区分、区画することをいう。
屋根上に、小屋根をかけた煙突状の高窓を設置し、太陽熱により上昇気流を促進させ、その吸引力により室内の換気を行う方式。パッシブシステムの一つ。ヒートチムニーともいう。
限界耐力計算において設定する値。
中地震時(およそ数十年に1回程度発生=稀に発生する力)に構造安全性の維持に支障がある損傷を生じないことが要求される。
具体的には各部材に生じる応力度が短期許容応力度以下になることが要求される。
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