用語集「や」
「や」
矢板
根切り・山留め工事で、土壁が崩れないように押えるための土留め板。木製・鉄筋コンクリート製・鋼製がある。
夜間放射
地表面放射（太陽で温められたが天空に向かって行う長波長の放射）と大気放射（大気中の水蒸気や二酸化炭素がその温度に応じて地表に向かって行う長波長の放射）との差。日中も放射はあるが，日射のない夜間に明瞭になるので夜間放射という。
夜間は大気放射よりも地表面放射のほうが大きいので、地表面の温度は低下する。また、曇天時においては、雲量が多く、雲高が低いほど夜間放射は減少する。
焼入れ
鋼の熱処理操作の１つ。
鋼を800〜900℃で加熱後に水・油中に浸して急冷する。
残留応力の除去、組織の均質化が目的。強度は低下するが、伸びは増加する。
焼なまし
鋼の熱処理操作の１つ。
鋼を800〜900℃で加熱後に炉中で徐々に冷却する。
焼入れ効果は炭素及び他金属の含有状態によって大差があるが、強度・硬さ・耐摩耗性が大きくなるが、脆くなり、靭性は低下する。
焼ならし
鋼の熱処理操作の１つ。
鋼を800〜900℃で加熱後に空気中で冷却する。
加工によって粗粒化した組織を微粒化・均質化する。
焼戻し
鋼の熱処理操作の１つ。
鋼を800〜900℃で加熱後に水・油中に浸して急冷した鋼（焼入れした鋼）を、やや低い温度で熱した後に冷却する。
焼入れによって一時硬度が上がり靭性の下がった鋼を、ある程度硬度を下げる代わりに靭性を上げる（戻す）という熱処理作業。
屋根伏図
屋根を真上から見た図面で、屋根葺き材の材質、形状、仕上げ、勾配、軒の出等を記入。
破れ目地
タイル、れんが、石、コンクリートブロックなどの積み方のひとつで、横方向の目地は、一直線に通っているが、垂直方向の目地がお互い違っている目地。馬目地のこと。
やらず
足場などが転倒しないように、斜めにつっかえをするもの。
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