野生生物の生息に適した環境条件を備えた空間。都市部では屋上等に緑地、林、池、湿地といった自然環境を作ることをいう。
ライトウェル、ライトコート。
平面計画上、外部に面することができない内部空間に採光するために、吹き抜けのスペースを作り窓を設けて、採光・通風を得る空間。
拡散透過性のある(半透明)パネルを天井全面に設け、その上部に光源を配置した照明方式。
光を用いて情報を伝達する際に、光の伝送路として用いる直径0.1mm程度の極めて細いガラス繊維。
張り石などの比較的大きい材料を取り付ける場合、剥落などのないように下地と緊結するために用いる針金。
建築現場で使用するメッシュシートで、斫り作業時に発生する塵埃や塗料が回りに飛び散らないようにするためのメッシュシート。
人間の視覚強度の感覚は色(波長)によって異なり、最大視感度に対するある視感度の比率をいう。明所視の視感度は、波長555nm(黄緑色)のとき最大となる。
火災時に消防活動に使用するための専用エレベーター。
原則として高さが31mを超える建築物には設置が義務付けられる。なお、平常時は一般乗用エレベーターとして搬送を含めて使用可能である。
火災時に消防隊が使用する専用コンセントで、サーチライトやエンジンカッター又は排煙ファン等に電源を供給するために設けられる。単相交流100Vで15A以上の電気を供給できることとされている。
停電時の安全な避難のための設備で照明器具には主に白熱灯や蛍光灯が用いられ、予備電源には内蔵型と別置型がある。照明は直接照明とし、床面において1lx以上の明るさが必要である。照明器具の主要部分は不燃材料を使用し、電線は耐熱用を用いる。又、非常電源で30分以上正常に点灯することとされている。
引張力を負担している部材。
材料に一方向の引張力を加え、破壊に至るまでの挙動を調べる試験。降伏応力、最大応力度、伸びなどを測定する。
室内の空気循環を良好な状態(許容汚染濃度以下)に保つために必要となる最小限の取入れ外気量。
必要換気量=CO2の発生量/室内空気のCO2濃度ー室内空気のCO2濃度
一般居室の必要換気量は、30m3/(人・H)を推奨値とする。ただし、喫煙者の多い場所では40〜50m3/(人・H)とすることが多い。
主に都市部において、周辺郊外より気温が上昇して下がらない現象。
要因としてコンクリートに蓄積された太陽光の熱、空調設備から排出される熱、樹木の減少による土中の水分低下等が考えられる。
断熱の良い壁でも、一部に鉄骨などがあると、その部分は熱が通りやすくなる。この、熱流の大きな部分をヒートブリッジ(熱橋)という。
熱橋部分は熱流が大きいため、その室内側表面温度は、一般に、他の部分の室内側表面温度に比べて外気温度に近くなり、結露が生じやすくなるので、断熱を強化しなければならない。
圧縮式冷凍機では蒸発器で周囲から熱を奪い、凝縮器で熱を排出している。この冷媒回路を逆にすれば暖房にも利用できる。
このように冷暖房両方利用できるものをヒートポンプという。
物を破壊せずに、何らかの手段で強度などを測定(推定)する劣化診断を行う方法。
例えばコンクリートのひび割れの程度や、外壁のモルタルやタイルの浮きや剥離の打音調査、鉄部錆の状況等の触診を行い、主に表面的な不具合や劣化を検査・調査する場合に行われる。
コンクリート構造体のひび割れには、@外力により生じるひび割れ、A変形の拘束により生じるひび割れ、Bコンクリート内部の膨張圧により生じるひび割れ、Cその他のひび割れがある。
@外力により生じるひび割れ
・曲げひび割れ:モーメントの外力がかかり発生するひび割れ
・せん断ひび割れ:せん断の外力がかかり発生するひび割れ
A変形の拘束により生じるひび割れ
・乾燥収縮ひび割れ
コンクリートは時間の経過に伴って乾燥により収縮する。
乾燥収縮はコンクリート中のセメントペーストが乾燥することにより収縮するもので、この収縮が何らかの拘束を受けるとひび割れが発生する。
・温度ひび割れ
コンクリートは打設後、セメントの水和作用に伴う発熱によってコンクリート温度が上昇し、その値は数日で最大となり、その後放熱によって除々に外気温程度まで降下する。
この過程において、1) コンクリート表面と内部との温度差による拘束(内部拘束)、2) コンクリートが温度降下する際に地盤や既設コンクリートによって受ける拘束(外部拘束)などにより部材には温度応力が発生する。
この時の応力がコンクリートの引張強度より大きくなるとひび割れが発生する。
Bコンクリート内部の膨張圧により生じるひび割れ
・塩害
コンクリートに侵入した塩分中の塩化物イオンが鉄筋を腐食させ、膨張が生じる。鉄筋の膨張に伴い、コンクリートに引っ張り力がはたらき、ひび割れを生じる。
・凍害
コンクリート温度が-2℃程度になると内在する水分は凍結し9%膨張する。この膨張圧によりコンクリートの組織が破壊されるとひび割れが発生する。
・アルカリ骨材反応
コンクリートにおける劣化現象の一つである。コンクリートに含まれるアルカリ性の水溶液が骨材(砂利や砂)の特定成分と反応し、異常膨張やそれに伴うひび割れなどを引き起こす。
Cその他のひび割れ
・プラスチックひび割れ
打込み後、まだコンクリートが充分に硬化していないプラスチック(可塑的)な状態でコンクリートの表面が乾燥するとセメント分が収縮して表面に不規則なひび割れが発生することがある。
・沈降ひび割れ
コンクリートは打設直後からブリージングが上昇し、それに伴いコンクリートは沈降する。この時に鉄筋や型枠形状などにより沈降が拘束されると沈降ひび割れが発生する。
鉄筋コンクリート造に生ずる乾燥収縮ひび割れを計画的に発生させるためにコンクリート躯体に設ける目地。
公共建築工事標準仕様書、建築工事標準仕様書(JASS)など。
壁、床、天井等の仕上材の表面に生じる結露。
完成建物に要求されるすべての事項を満たすことを前提に、建築物の設計が施工を簡単にしている度合いをいう。
良いビルダビリティの設計は、設計段階において施工法や施工中の制約条件を考慮していることを示しており、建築主、設計者、施工者の皆に経済的利益を導くといわれている。
砂に対してのセメントの容積比が小さいモルタルのこと。強度は低いがひび割れが発生しにくい。下地塗りでは富調合にし、仕上げ塗りに近くなるに従って貧調合とするのを定法とする。
塗膜にできる小さな穴のこと。塗装面が急に乾燥したりするとできる。
劣化したモルタル塗り仕上げ外壁およびタイル張り仕上げ外壁などの改修工法として、繊維ネットおよびアンカーピンを併用した外壁複合改修構工法。この構工法は、既存外壁仕上げ層を存置したまま、アンカーピンと繊維ネットを複合して用いることにより、ピンによる仕上層の剥落防止と、繊維ネットによる既存仕上げ層の一体化により安全性を確保しようとする工法。
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